チワワは白菜を食べても大丈夫!注意点やメリット
白菜といえば、冬場の鍋料理には欠かせませんね。
白菜はカロリーも低くヘルシーな野菜だし、アクも少なく、クセもないからチワワにとっては食べやすそうな食材ですね。
カットした白菜をしばらく冷蔵庫で保存していると、面白い現象が生じることをあなたは知っていますか?
白菜は身近な野菜のため、多分目にしてご存知の方も多いことでしょうが、中心の葉が盛り上がってくるのです。
これは、白菜の芯がある状態だと葉が成長を続けて、外側の葉が栄養を作って、内側に栄養を送っているためです。
白菜は、内側の黄色い葉の部分が柔らくて甘みもあるので、チワワにはこの部分を与えるのがおすすめです。
今回は、チワワは白菜を食べても大丈夫なのか、また、注意点やメリットを紹介します。
チワワは白菜を食べても大丈夫?
その答えは「YES」です。
癖がなく食べやすいため、白菜好きのワンちゃんは多いみたいです。
淡色野菜は栄養素が少ないイメージがありがちですが、実はビタミンCの含有量は、りんごの5倍ほどもあるため、積極的に食べさせたい野菜の一つです。
・ビタミンK
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・ビタミンA
・ビタミンU
・鉄分
・マグネシウム
・カリウム
・カルシウム
・リン
・食物繊維
・イソチオシアネート
チワワが白菜を食べるメリット
「水分補給」
白菜の95%は水分です。
そのため、白菜を食べることで水分補給を行うことができます。
あまり水を飲んでくれないチワワには、白菜は有効です。
また、便秘がちな子にも白菜はすすめです。
夏場の散歩の時などには、散歩の途中で一口食べさせるだけでとても効果があります。
「がん予防」
白菜には、近年がん予防として注目されている「イソチオシアネート」という植物化学物質が含まれています。
ワンちゃんもがんが、死亡原因の上位にあるので有効です。
イソチオシアネートは、アブラナ科の植物に共通に含まれており、辛味成分の一種です。
さらに、血栓予防や消化促進などの効果も期待できます。
「消化を促進し便秘を改善」
白菜は、養生三宝(ようじょうさんぽう)」と呼ばれ、消化器官を安定させる食べ物として有名です。
ちなみに、他の2つは大根と豆腐です。
「ガラクタン」という食物繊維を含み、腸内環境を整え善玉菌を増やし、便秘などの腸内トラブルに対して効果があります。
便秘が続くと毒素が溜まり、身体に再吸収してしまうため、早く解消すべきです。
また、チワワにとって便秘はウンチが固くなり、排泄する時に痛みが生じるため、かなり辛い症状といえます。
さらに、キャベツに多く含まれ、「キャベジン」という胃腸薬に使われている胃腸の調子を整える効果が働く、ビタミンUも白菜は含んでいます。
「むくみ予防」
白菜にはカリウムが含まれており、利尿効果が高まります。
また、水分の調節を行う作用も働き、体内の余分な水分や塩分を排出してくれて、むくみ予防の効果が働きます。
「ダイエット効果」
白菜はカロリーが、100gあたり14kcalと非常に低いため、上手く摂取して体重管理に活用すれば、ダイエット効果が期待できます。
低カロリーの健康食材ですが栄養は高いため、肥満対策に持ってこいの野菜です。
「ミネラル」
白菜は含有量は微量ですが、カリウムやカルシウム、リンなどのミネラルをバランスよく含んでいます。
そのため次のようないろいろな効果が期待でいます。
・腎臓の機能を高める
・余分な老廃物の排出
・歯や骨を丈夫にする
・神経興奮の抑制
・血液を固めて出血を止める凝固作用の促進効果
・軟組織や細胞膜の形成
チワワに白菜を食べさせる時の注意点
「小さくカットする」
チワワは野菜などの消化が不得意なため、小さくカットすることで消化がしやすくなります。
特に芯の部分は固いので、細かく刻んであげましょう。
また、大きな塊のまま与えてしまうと、丸のみして喉に詰まらせるリスクがあるため、細かく刻んであげるのがおすすめです。
「加熱する」
チワワは、生の白菜を食べても害が生じたりしませんが、固いままの生の白菜を食べるのは消化不良を引き起こす可能性が高まります。
そのため、茹でて柔らかくしてから与えるのがおすすめです。
また、白菜を茹でたケースでは、栄養素によっては加熱することで外へ流れ出てしまうものもあります。
そのため、チワワに白菜を茹でた汁を一緒に食べさせてあげるのが有効となります。
「味付けをしない」
白菜を茹でる時には、塩や顆粒ダシなどを加えて味付けをするのはNGです。
塩分などが含まれており、チワワの体に害をなしてしまいます。
もしも茹でた白菜だけでは食べてくれない贅沢犬ならば、与えなくてもいいのですが、白菜を食べさせてあげたいならば、ささみと一緒に茹でたりするなど、ちょっと工夫してあげましょう。
なお、人間用の鍋の白菜をあげるのは、つい与えてしまう飼い主さんも多いみたいですが、絶対NGです。
薄味だと感じてもチワワにとっては、間違いなく塩分過多となります
人間用に味付けされているものは、どの様な物でもワンちゃんには与えないのが基本常識です。
特に鍋は、色々な食材が含まれているため要注意です。
チワワにとっては厳禁の有害な玉ねぎやネギ、ニラなどが入っている可能性も高く、有害成分が溶け出しています。
「与え過ぎない」
白菜はチワワが消化できない食物繊維を含んでいます。
そのため与え過ぎて過剰摂取してしまうと、チワワが消化不良を起こし、お腹を壊して嘔吐したり下痢を起こしてしまうため注意しましょう。
また、白菜に含まれるイソチオシアネートには、甲状腺ホルモンの働きを阻害する作用があるため、甲状腺に問題のあるワンちゃんには与えないようにしましょう。
「加工品は与えない」
白菜の漬物は、チワワに与えないようにしましょう。
必ず多量の塩分を含んでいるため、トワワの健康に害を与えてしまいます。
「アレルギーに注意」
白菜はアレルギー症状が出にくい野菜ですが、稀に白菜でもアレルギーが出る子がいるいるため注意が必要です。
このため、チワワに初めて与える時は細心の注意を払い、極微量与えるようにしてください。
与えてから、数時間はチワワから目を離さず様子を観察してください。
口や目のまわりを痒がる素振りが見えたり、元気がなくなるなど普段と少しでも違った様子が見られたケースでは、アレルギーの可能性が高いです。
・目の充血
・体を痒がる
・湿疹、じんましん、
・嘔吐、下痢
上記のようなアレルギー症状が見られたならば、すぐに動物病院に連れて行ってあげましょう。
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