チワワの尿管結石を予防する!できる原因と食べると危険な悪い物

チワワたちワンちゃんに多く発症している病気が「尿路結石」です。
尿の中のミネラルとタンパク質が結合して、尿道や膀胱、腎臓などに石のような塊になった結石ができてしまう病気です。
特徴として、悲鳴をあげるほど強烈な痛みを伴う病気と言われており、厄介なことに再発率が高く、治療法は軽い場合には投薬や食事療法、重くなってしまうと外科手術が必要となります。

また、なかなか完治が難しいといわれており、治療や予防には注意が必要です。
ワンちゃんの方が、人間よりできやすいと言われているため、チワワにとって要注意の病気の一つです。
尿路結石を引き起こす一番の原因は毎日の食事です。
このため今回は、ワンちゃんの尿管結石を予防する食事の見直しや、食べては悪い危険な食べ物について紹介します。

尿路結石のできる原因

実は現在、結石ができるメカニズムは不明だとされています。
しかし主な原因は以下の通りです。

・特定の成分を多く過剰摂取してしまう。
・水分の摂取不足。
・排尿不足。
・食べた物を充分に分解できないために、特定の成分が体内に蓄積してしまい石になる。
・尿路内の細菌感染が原因となっている。
・遺伝的要素による。

結石ができてしまう原因として一番大きな要因として、普段の食事が大きく影響していることは明白です。
尿路結石ができる主な原因について紹介していきます。

「特定の成分の過剰摂取」

「リン、マグネシウム、カルシウム」などの特定の成分を過剰に摂取してしまうと、結石を引き起こしやすくなるとされています。
食事のバランスが偏ってしまえば、結石の原因となる成分を過剰に摂取してしまうリスクが上昇します。
また、緑黄色野菜が不足してしまうと、結石が発生する原因になるとも言われています。
このためにも毎日のご飯が大切であり、バランスがよく安全性の高いプレミアムドッグフードを与えて、添加物を過剰摂取してしまうようなことを避けるように心がけてください。

「水分の摂取不足」

水分の摂取量が減って不足してしまうことで起こる症状が、尿が濃くなることです。
尿の濃度が高くなることにより、自然と結石の原因となる成分も高い濃度で含まれてしまうこととなりリスクが上がります。
当然ながら、その成分が塊になりやすくなる可能性が高まり、結石ができやすくなってしまうわけです。

「排尿不足」

ワンちゃんの場合、散歩のときにしかなかなかトイレをしないケースもあり、トイレを我慢してしまったりする場合があります。
そのようなことをしていると、体内に尿が多く溜まってしまいます。
尿の量が多くなることにより、自然減少として尿の量を減らすために、尿の水分が吸収されていくこととなっていきます。
このため、先ほどの水分の摂取不足状態と同様に、結石の原因となる成分も高い濃度で含まれてしまうこととなり、結石ができやすくなってしまいます。

「栄養素の分解が不十分」

食べた物の消化分解は、通常であれば消化酵素の働きにより栄養素に分解されます。
しかしながら、何らかの原因が生じることで、分解が不十分な状態が生じてしまうケースがあり、その結果として、結石を引き起こしてしまうことがあります。

「尿路の細菌感染」

結石ができやすくなる原因が、尿のアルカリ性が強くなることです。
オシッコを我慢したり、また水分をあまり取らないでいたりしてしまうと、膀胱内に細菌が繁殖してしまい、そのような細菌に感染することで、尿路である膀胱や尿道が炎症を起こしてしまうと、細菌の影響によって尿がアルカリ性に傾いてしまいます。
また、細菌の死骸が増えることで、この死骸が結石の核となるとされており、結石が起こりやすくなる要因に繋がります。

「遺伝的要素」

尿路結石には、遺伝的要素も影響するとされており、遺伝的に結石ができやすい犬種があると言われています。
ただし当然ながらこれは、その犬種が結石ができやすいということであり、他の犬種でもすべて結石はできてしまう病気です。
遺伝的に結石ができやすいとする特定の犬種以外でも、個体によっては当然ながら、遺伝的に結石ができやすくなっている可能性があります。

遺伝的に結石ができやすい犬種を紹介します。

腎結石ができやすい犬種。

・ヨークシャーテリア、プードル、シーズー、ミニチュアシュナウザー。

ストラバイト結石ができやすい犬種。

・ミニチュア・シュナウザー

シュウ酸カルシウム結石ができやすい犬種。

・チワワ、ミニチュア・シュナウザー、シーズー、ミニチュアプードル

尿酸塩結石ができやすい犬種。

・ダルメシアン、ヨークシャー・テリア

シスチン結石ができやすい犬種。

・ダックスフンド

尿路結石に良くない食べ物

「シュウ酸カルシウム結石に良くない食べ物」

シュウ酸はほとんどの食べ物に含まれています。
その中でも特に含有量が多いとされるのが葉物の野菜です。
ほうれん草、チンゲン菜、レタスなどの葉物に注意しましょう。
また、緑茶にも多く含まれています。
その他には、さつまいも、ブロッコリー、バナナ、紅茶などに注意しましょう。

シュウ酸カルシウム結石の特徴は、自然に溶解することができないことです。
このため、結石が大きくなってしまうと、手術で摘出して治療をすることとなるので要注意です。
一般的によく、尿が白っぽく見えるときは、シュウ酸カルシウム結石が疑わしいと言われたりします。

「ストルバイト結石に良くない食べ物」

日本のワンちゃんが発症する尿路結石の約8割は、ストルバイト結石といわれています。
ストルバイト結石の原因は、リンとマグネシウムです。

リンは、筋肉や骨を作るために必要な栄養素であり、リンを多く含む食べ物は肉類。
また、マグネシウムは骨の成分となり、血圧を調整してくれて、野菜に多く含まれています。
リンやマグネシウムは、尿がアルカリ性に傾いている場合が危険であり、そのケースでは溶けずに結合してしまい、結石を発症してしまいます。

リンを多く含む食べ物は、煮干し、かつお節、パルメザンチーズ、干しエビ、特に鶏ササミが原材料のジャーキーなどです。

マグネシウムを多く含む食べ物は、ほうれん草、大豆、アーモンド、ピーナッツ、納豆、小豆、ひじきなどです。

「尿酸塩素結石に良くない食べ物」

尿酸は水に溶けにくい性質のため、結晶になりやすいという特徴があります。
このため、尿酸が増えると結石ができやすくなります。

「プリン体」という成分が、体の細胞が新しく生まれて入れ替わる際に作られます。
プリン体は分解されるときに、「尿酸」となってしまいます。
このため、プリン体を多く含む食べ物を摂取しすぎてしまうと、尿酸塩素結石になるリスクが高まります。

プリン体を多く含む食べ物は、レバー類、あんこう肝、白子、ニボシ、カツオブシ、干し椎茸、乾燥大豆、カツオ、エビなどであり、飲み物では、ビールや紹興酒に多く含まれています。

「シスチン結石に良くない食べ物」

シスチンとは、タンパク質を構成するアミノ酸の一種であり、髪の毛や爪などに多く含まれています。
シスチンは腎臓で再吸収されるのですが、この際に先天的な代謝障害があると、再吸収がうまくいかないケースが生じてしまいます。
そうなると、尿のシスチン濃度が濃くなってしまいその結果として、結晶化して結石ができてしまいます。

結石再発の危険因子となる要因は、ナトリウムを過剰に摂取することであり、カルシウムの結晶化の原因となります。

ナトリウム多く含む食べ物は、食塩、みそ類、調味料のだし類、調味ソース・しょうゆ類、塩辛、食パン、塩昆布、サラミ、ボンレスハム、ビーフジャーキー、さくらえびなどです。

尿管結石を予防する食事

「ドッグフードを見直す」

尿管結石を予防するためには、毎日の食事が一番肝心となります。
愛犬の尿管結石で悩んでいる飼い主さんの場合、ドッグフードを見直す必要があります。
ひょっとして、ホームセンターで購入できるコストパフォーマンス重視の安価な、添加物てんこ盛りの市販のドッグフードなどを愛犬に与えしまっていませんか?

ドッグフードは、できればグレインフリー(穀物不使用)&ヒューマングレード(人間が食べられる基準の原材料)のプレミアムフードが、栄養のバランスよくて、添加物などの心配が無用のためおすすめです。

尿路結石を防ぐ予防方法として、単純にそのもととなる成分の摂取を控えればいいのではと、考える飼い主さんが多いものです。
しかし、それほど残念ながら単純ではありません。

過剰摂取してしまうと尿路結石のリスクとなる成分も、摂取を控えすぎてしまうと逆に健康維持に支障が出てきてしまいます。
このため大切な心がけることは、必要量をバランス良く摂取することです。
尿の酸・アルカリを示す尺度であるpH値を、上手く適切に調節してコントロールを行い、安定させることが重要となるのです。
この意味からも、栄養のバランスを考慮したプレミアムフードなどの総合栄養食がおすすめとなります。

望ましいドッグフードは、良質なタンパク質が摂取可能であり、クランベリーやプルーンなどのビタミンCを豊富に含み、無添加でグレインフリーでアレルギーにも配慮した安心・安全のドッグフードです。

このような条件に該当するドッグフードとしておすすめしたいのが「モグワン」ドッグフードです。 モグワンの文字からリンク

モグワンの魅力を知りたい、また、実際の生の声が聞きたい飼い主さんは、次の「体験レビュー」「モグワン感想&解説」からチェックしてみましょう。

さらに現在、尿路結石でお悩みのワンちゃんには、療法食といわれるドッグフードがおすすめとなります。
是非おすすめしたいのが、尿路結石やシュウ酸カルシウム結石、ストルバイト結石など結石の疾患・膀胱炎に特化した療法食として注目が高い療法食の「みらいのドッグフード」です。


みらいのドッグフードの特徴は、「ミネラル・尿のPH調整、感染ルートの制御」の3つに特に重点を置いて開発されたフードとされており、最新の結石ケアフードとの評判を得ています。