老犬にオススメなドッグフードランキング!正しい選び方のポイント
愛犬がシニア期に突入して老犬になれば食欲も落ちだし、健康維持には高タンパク&低脂肪のご飯がポイントとなります。
基礎代謝が落ちる分、肥満になりやすい恐れがあり、基本はタンパク質をしっかり摂った上での低カロリーの食事が必要となります。
しかし安易にシニア犬用フードを選んでしまうと、低カロリーにしている分低タンパクとなり、かえって愛犬の老化を促進させる結果となることも多いため、正しいシニア犬用フードの選び方のポイントを学ぶ必要があります。
今回はそのポイントを紹介しながら、合わせて老犬にオススメなドッグフードランキングを紹介します。
老犬に好き嫌い無くご飯を食べさせるコツ
老犬になればだんだん食欲が落ちていきます。
このため食べる量が減少していきますが、同時にシニアフードに切り替えようとした際などに、なかなか食べてくれずに悩む飼い主さんが多いといいます。
じつはこれには原因があります。
このような好き嫌いをしてしまいやすい老犬は、成犬期に片寄った食事を与えられていたケースが多いといえます。
つまり愛犬好みのよく食べてくれるドッグフードがあれば、そればかり食べさせていたりしたわけです。
成犬期にこのようなご飯の与え方をしてしまうと、味の好みが片寄ってしまいがちになります。
その結果好き嫌いが生じてしまい、いざ老犬になり、食事の切り替えが必要な時に食べてくれないという現象が起こってしまうのです。
このようなことを無くすためにも、成犬時の食事の与え方を工夫することが大切となります。
成犬時には栄養バランスの整ったメインのフードを選び、その他にもいろんな味のフードを食べさせておくことが大切なのです。
また、時にはトッピングなどもして食べられる味を増やしておきます。
さらにフードをローテーションさせることは、アレルゲン食材を作らないためにも有効となります。
このような工夫を行い、愛犬が成犬時にいろいろな味に慣らしておくことで、老犬になった際に必要なフードを食べられない事態を防ぐことができます。
成犬用から老犬用フードに切り替える理由
「カロリー調節」
一番のフードの切り替え理由は、カロリー調節のためといえます。
老犬になれば体力が低下し運動量が減少します。
また同時に基礎代謝も落ちるため、成犬と同じ量のカロリーを摂取していれば肥満の原因になります。
このため、低カロリーの老犬用フードに切り替える必要が生じるのです。
「顎や歯が弱る」
年令を重ね老犬になれば、顎の力が低下して噛む力が弱くなります。
さらに歯もぐらついてきたり抜けてしまうなどの支障が生じてきます。
「消化吸収の衰え」
老犬になれば胃腸も弱り、消化吸収が衰えるため、消化不良が心配になります。
このため、成犬時よりも消化吸収のよいタンパク源を使用した、消化にいいドッグフードを選ぶ必要があります。
「足腰の衰え」
老犬になれば足腰の衰えや、関節痛などの症状が起こってきます。
このため、これらの症状に対応すべき関節のサポート成分が入った老犬向けドッグフードが有効となります。
成犬用から老犬用ドッグフードに切り替えるタイミング
市販の通常のドッグフードを見た場合、老犬用のドッグフードへの切り替え基準は「7歳から」となっているケースが標準といえます。
ただし当然ですが、個体差が生じるし、犬種によっても切り替えのタイミングは異なります。
切り替えるタイミングの目安は、人間の年齢に例えれば分かりやすいことでしょう。
シニア犬と呼ばれる年齢は、人間であれば40歳です。
また高齢犬は60歳となります。
これを犬の年齢に変換すれば、小型犬であれば6歳から「シニア犬」、11歳からが「高齢犬」となり、大型犬の場合は5歳からが「シニア犬」、8歳からが「高齢犬」となります。
したがってこの年齢を目安に定め、あなたの愛犬の様子を確認しながら、成犬用から老犬用のドッグフードに切り替えるのがおすすめです。
老犬用フードの特徴
「シニア用ドッグフード」
シニア用ドッグフードは、それまでの成犬期のフードと比較して、低脂肪で低カロリーのフードとなります。
またタンパク質は、同量かさらにやや多めになることも少なくありません。
ワンちゃんの加齢症状をサポートするために、代謝アップのためにL-カルニチンや関節ケアとしてグルコサミンやコンドロイチンなどの成分を加えることが多くなります。
「ハイシニア用ドッグフード」
高齢犬を対象としたハイシニア用ドッグフードとなると、さらに消化吸収に配慮したフードとなるとともに、加齢に対応した必要とされる成分がプラスされます。
なお、タンパク質は少し抑えられます。
先ほども紹介した関節ケア成分などは必須といえ、さらにアンチエイジングとしてクエン酸などの抗酸化栄養素、必須脂肪酸による皮膚被毛の健康維持や免疫力の維持に役立つ成分が加わります。
老犬に適したドッグフードの選び方
「高タンパク・低脂肪・低カロリー」
愛犬がシニア期に入った場合、食事で注意するポイントが、高タンパク・低脂肪・低カロリーの3つとなります。
愛犬が老犬になれば、成犬と比較して運動量がグッと減り、基礎代謝も低下するため、成犬時と同様のカロリー高めの食事を続けてしまえば、直ぐに肥満犬となってしまいます。
老犬になれば成犬期よりも、1日に必要とするエネルギー量は、10~15%ほど少なくなるとされています。
また、老犬になれば臓器も老化し始めて機能が衰えてきています。
このため臓器へ大きな負担をかけないためにも、低脂肪フードとすべきです。
なお、成犬でも老犬でも基本の必要な栄養素は変わりません。
このため体を作る元となるタンパク質は、老犬になってもしっかり摂取する必要があります。
ただし高齢犬と呼ばれる年齢まで達した場合は、少しタンパク質を下げても良いでしょう。
「関節成分」
シニア犬用フードには、加齢により弱る関節対応の成分が含まれていることも必須条件です。
代表的なオススメ成分は、グルコサミン・コンドロイチン・コラーゲン・ヒアルロン酸などです。
また、関節痛の緩和も必要となるため、MSM(メチルスルフォニルメタン)を配合したフードもおすすめです。
・グルコサミン
グルコサミンはアミノ糖の一種で軟骨の原料であり、軟骨を再生したり修復する作用があります。
・コンドロイチン
コンドロイチンは、正式にはコンドロイチン硫酸と呼ばれる成分であり、グルコサミンと一緒に摂取することでより効果を発揮します。
軟骨の柔軟性を保ってクッションのような役目を果たしてくれます。
グルコサミン・コンドロイチン共に、加齢により減少していくため、老犬になれば与えてあげる必要があります。
・コラーゲン
コラーゲンは身体を作るためのタンパク質の一つであり、無くてはならない存在です。
加齢に伴い減少するため、しっかり補給してあげましょう。
・アルロン酸
ヒアルロン酸は、皮膚のハリやうるおい効果が有名ですが、関節でのクッション的な役割を果たし、ヒザやヒジなどの各関節を円滑に可動させる働きがあります。
・MSM
MSMは硫黄を多く含み、軟骨や皮膚、コラーゲンを作るのに必要な物質です。
また、関節炎の痛みと炎症を軽減する働きがあります。
「消化吸収にすぐれる」
愛犬がシニア期に突入すれば、胃腸が弱まり消化能力が低下し始めます。
また、肝臓や膵臓などの臓器の機能低下が生じ出し、消化酵素の分泌量も減少します。
このため、低脂肪で消化吸収のよい食材や成分が含まれるフードを選ぶ必要があります。
そのためには、ワンちゃん向きの新鮮な肉や魚などの消化吸収のよい動物性タンパク源を多く含み、消化を助けてお腹を整える酵素や乳酸菌などをしっかり含んだフードがおすすめです。
また調理法も、低温調理で栄養分を壊していないフードを選ぶと良いでしょう。
「無添加フード」
ドッグフードを選ぶ際の必須条件が、無添加フードを選ぶことです。
これは老犬向けのドッグフードのみに限ったことではありませんが、免疫力が低下しだす老犬には一層注意してあげたいところです。
本来着色料や香料は、ドッグフードには必要ありせん。
さらにBHA、BHTなどの発がん性の恐れがあるような成分を使用したドッグフードは、多分値段が安くて魅力を感じるかも知れませんが、その時点で却下して欲しいと思います。
これらの成分は、見てくれや嗜好性を上げるために使用されることが多く、犬の健康維持を考えた場合マイナス効果しか生じません。
人気の老犬用ドッグフード比較
老犬用フードに必要とされる高タンパク・低脂肪・低カロリーを示しながら、原材料も吟味して評価します。
商品名 | タンパク質・脂質・カロリー | 評価 |
犬心 元気キープ | 26~31%・20~25%・449kcal | 〇 |
いぬはぐ | 22%・6%・332kcal | 〇 |
ウェルネスコア(高齢犬用) | 33%・10~12%・325kcal | △ |
UMAKA(美味華) | 24.5%・11.5%・345kcal | 〇 |
オリジン(シニア) | 38%・15%・363kcal | ◎ |
このこのごはん | 21.5%・7.5%・342kcal | 〇 |
サイエンスダイエット(シニア7歳以上高齢犬用小粒) | 15.5%・12%・365kcal | △ |
スーパーゴールド(チキンプラスシニア犬用) | 21%・9%・330kcal | △ |
ナウフレッシュ | 26%・16%・359.8kcal | 〇 |
ナチュラルチョイス(7歳以上シニア犬エイジングケア) | 23%・13%・365kcal | △ |
馬肉自然づくり | 27%・11.1%・399kcal | ◎ |
ピッコロ | 32%・15%・355kcal | ◎ |
ブッチ | 10.5%・8%・123.3kcal | ◎ |
ボッシュ(7歳以上 高齢犬用) | 19%・6%・320kcal | △ |
POCHI ザ・ドッグフード | 30%・10%・315kcal | 〇 |
みらいのドッグフード「長寿サポート」 | 30%・9%・335kcal | 〇 |
モグワン | 28%・12%・344kcal | ◎ |
ヤムヤムヤム(シニア&ライトチキン ドライタイプ) | 20.6%・6.1%・320kcal | 〇 |
ヤラー(シニア) | 25%・9%・330kcal | 〇 |
ユーカヌバ(スモールシニア) | 27%・15%・398kcal | △ |
ロイヤルカナン(ミニアダルト) | 25%・14%・397kcal | × |
ロータス(シニア チキンレシピ) | 18%・8%・357.9kcal | 〇 |
老犬用おすすめドッグフードランキング
1位:ピッコロドッグフード
ピッコロは、シニア犬用フードであり、高タンパク・低脂肪・低カロリーという条件を満たします。
主原料のチキンとサーモンの配合率が、70%という高タンパクなドッグフードでありながら、脂肪・カロリーともにしっかり控えめなので、シニア犬が理想的なコンディション維持ができる配合になっています。
関節の健康を維持するグルコサミン、コンドロイチン、MSMという関節ケア成分を配合しています。
原材料はすべて人間用の良質な食材を使った安全・安心確保の100%ナチュラル素材の無添加フードで、ワンちゃんが苦手で消化が悪い穀物を使用していません。
2位:モグワンドッグフード
モグワンは当サイトのナンバーワン評価のドッグフードであり、我が家でも愛犬に与えています。
メインにチキン&サーモンの動物性タンパク質を使用し、野菜や果物などもバランス良く配合したグレインフリー&ヒューマングレードフードです。
全ライフステージ対応のドッグフードであり、老犬も安心して食べられます。
原材料は手作りレシピを再現しており、いろんな食材のトッピングにも適しています。
グレインフリー・生肉使用!
プレミアムドッグフード『モグワン』
3位:馬肉自然づくりドッグフード
馬肉自然づくりは、馬肉専門店の人間用の馬刺しの切れ端が使われているため、無添加でヒューマングレードのドッグフードです。
馬肉は鶏肉、豚肉、牛肉などに比べて栄養価が高いお肉であり、さらに高タンパク、低脂肪・低カロリーという特徴を持ちます。
このため、体力が落ちたワンちゃんや老犬におすすめです。
また、ドライフードでなく生馬肉を老犬に食べさせたい方は、「馬肉パラパラミンチ」も扱っています。馬肉パラパラミンチの文字から公式サイトへリンク
4位:ブッチドッグフード
水分70%というほぼ生肉並みのウェットフードのため、食べやすくお腹にも優しいため、胃腸が弱った老犬にはおすすめです。
ホワイト・レーベル、ブラック・レーベル、ブルー・レーベルと3種類あります。
老犬に一番のオススメが、総量の80%が鶏肉であるホワイト・レーベルで、赤身肉が苦手なワンちゃん向きです。
なお、ブッチの粗タンパク質10.5%以上の数値を見て、老犬向きでないと早合点しないように注意しましょう。
水分量が70%も含まれている半生フードのため、通常のドライタイプとはパーセンテージを求める計算方法が異なり、換算すれば35%以上と文句なしの数値となります。
ちなみに参考として計算式を紹介しておきましょう。
粗タンパク質の値 ÷(100-水分量)=10.5÷(100-70)=0.35%
5位:オリジン(シニア)ドッグフード
オリジンのシニアフードは、放し飼いの鶏肉や七面鳥肉、天然の魚、鶏卵などの肉類をたっぷり使用し、老犬が本来必要とする良質なタンパク質を含んでいます。
老犬向きにタンパク質が38%とかなり高めです。
しかし、高GI値食品を一切含んでないため、血糖値を急上昇させる心配がなく、タンパク質しっかり摂取しながらも肥満を予防でき、体重管理に適したフードと言えます。
オリジンは「肉類80%:フルーツと野菜20%:穀物0%」という比率で作っているフードであり、完全グレインフリーです。
さらに食材の調達を地元の生産者にこだわり、使用される肉は人間用食材として認定を受けており、通常、農場からキッチンまで3日以内に搬送された後、2日以内にオリジンフードに使われるというこだわりぶりです。
6位:UMAKA(美味華)ドッグフード
「うまか(UMAKA)」という博多弁で美味しいという意味のネーミングをしている通り、九州博多の水炊きの名店料亭で人間用に提供しているのと同じ鶏「華味鳥」を100%使用しており、味には絶対のこだわりと自信を持っています。
このため食欲が落ち気味の老犬でも食いつきが良いと評判です。
またメイン食材が鶏肉のため、低脂肪低カロリーで老犬向きです。
国産のヒューマングレードで、自然な製法により無添加にこだわり、人工添加物を一切使用していません。
オイルコーティングをしていないので、ふやかして柔らくして老犬に与えるにも適しています。
7位:ヤムヤムヤム(シニア&ライトチキン ドライタイプ)ドッグフード
ヤムヤムヤムは、国産の無添加フードです。
原材料はヒューマングレードの厳選素材を使用し、国産にこだわり原産地も示しています。
ドライタイプとやわらかドライタイプのこだわりの2つの粒のタイプが用意されており、このため、噛む力やお腹が弱ってきたシニア犬も安心して食べることができます。
ワンちゃんの食いつきの良さにもこだわり、そこで注目したのが「香り」、とくに旨味成分が多い「しいたけ」によって香りをよくすることで嗜好性が上げ、食欲が落ち気味の老犬の食いつきも良くなっています。
8位:犬心元気キープドッグフード
犬心元気キープは、がん・腫瘍対応の「特別療法食」であり、LPSの配合量認定を受けた世界初の人も食べられるナチュラル療法食のドッグフードです。
免疫力のキープに好相性の2成分「βグルカン」と「LPS」を使用することで、老犬の免疫力低下に対応しています。
販売元の「大和菌学研究所」が研究工房として、キノコの研究・製造を行っているため、キノコにこだわり、「やまと花びらたけ」とこれに好相性となる和漢キノコの「冬虫夏草」をミックス配合することで、ワンちゃんの免疫力を向上させその状態をキープする働きがあります。
9位:いぬはぐドッグフード
いぬはぐは、2018年5月に株式会社ペットハグから販売開始された、比較的新しいドッグフードです。
発売されてすぐに、『日本が誇るビジネス大賞 2018』(ミスターパートナー社出版)のペット部門にも取り上げられるなど注目が集まっています。
気になる点がグレインフリーでないことですが、グルデンフリーには対応しています。
近年の動物栄養学では、アレルゲン性の高い小麦やとうもろこしなどは使用せず、良質な穀類は腸活に良いという考えが起こってきています。
新しいドッグフードであるいぬはぐは、まさしくこのような考えを実践したドッグフードといえそうです。
特徴は、犬のお腹のことを考えて作られた「乳酸菌×オリゴ糖」をダブル配合した「腸・元気」で「長生き」をモットウにしたお腹に優しいドッグフードです。
基本コンセプトは、ヒューマングレード、人工添加物不使用、小麦グルテンフリーです。
10位:みらいのドッグフード「長寿サポート」
みらいのドッグフード「長寿サポート」は、腸活と口腔ケアに着目し、腸内環境と口腔環境を同時にケアする健康長寿を目的とした、最新動物臨床栄養学をもとに作られた薬膳食事療法に基づくドッグフードです。
「森製製薬会社」・「獣医師」・「栄養管理士」がタッグを組んで作った最先端ドッグフードとの評判が高く、動物病院の獣医師が進めることも多いドッグフードとされています。
長寿サポートは鹿肉(牛、鶏、馬、魚)をメイン食材に使用しており、長生きをコンセプトにしているため一切の妥協を許さず、漢方やマクロビ食材を使用し、なんとマクロビ発酵素材 46 種類もの栄養素を使用した無添加の薬膳入り国産ドッグフードです。
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