犬にも酵素は有効で必要!働きや効果のメリットと摂取の仕方
最近話題になっている酵素。
酵素入りと称される、さまざまな食品やサプリメントが販売されています。
最近では、洗剤などのCMでも「酵素」という言葉が使われているほどです。
酵素は、食べ物などを分解する効果がすぐれており、分解することで吸収力が向上します。
また、アレルギーの症状の緩和作用が働き、ドッグフード中心の犬の食生活による酵素が不足が、ワンちゃんのアレルギーを増加させていると言われたりもしています。
はたしてワンちゃんにとって、酵素は本当に有効なのか?
犬への酵素の働きや効果のメリットと、摂取の仕方などについて紹介します。
酵素とは?
まずは犬に酵素を与えて大丈夫なのでしょうか?
この答えは問題なく大丈夫でOKです。
これでまず大前提の問題解決です。
さて続いて、酵素って一体何者ということですが、正体はタンパク質となります。
体の中で起こる化学反応を促進させる役目を担っています。
こういう表現をするとなんかすごそうですが、どうということもありません。
通常普通に起こる、食べ物を消化、吸収、新陳代謝する作用も、体の中で様々な化学反応が起こっているからです。
栄養満点のドッグフードを食べたとしても、酵素の働きがなければ、食べ物に含まれるビタミンや食物繊維・ミネラル・たんぱく質・脂質などの栄養素を体内に取り込む事が出来ないわけです。
これで酵素が大切となり、欠かせない成分であることが認識できたことでしょう。
酵素の種類は?
酵素はタンパク質の一種であり、種類は次の3つとなります。
- 消化酵素
- 代謝酵素
- 食物酵素
「消化酵素」
消化酵素は、主に唾液や胃液などに含まれており、食べ物を消化し栄養素に分解します。
消化酵素の主なものは次の通りです。
消化酵素 | 酵素名 |
炭水化物分解酵素 | アミラーゼ |
タンパク質分解酵素 | プロテアーゼ |
脂肪分解酵素 | リパーゼ |
繊維分解酵素 | セルラーゼ |
糖質分解酵素 | インバターゼ |
乳糖分解酵素 | ラクターゼ |
「代謝酵素」
代謝酵素の主な働きや効果は以下の通りです。
・分解した栄養素から細胞を作ります。
・有害物質を除去する働きがあり、毒素を無毒化して、汗や尿の中に排出します。
・老廃物の排出や活性酸素の除去などを行います。
・血液を綺麗に保つ働きがあります。
・余計な脂肪を分解して、排出してくれます。
・自然治癒力が増し、ケガや病気を治してくれます。
・免疫力が向上し、病気や感染症を防止してくれます。
「食物酵素」
食物酵素は、発酵食品や生の食材などに多く含まれており、食物の消化を促進します。
最近のワンちゃんは、加熱処理したフードが中心の食事であり、昔の野生時代のように酵素が多く含まれる生肉を食べていません。
このため、最近愛犬のアレルギーが増えているのが、食物酵素摂取不足による消化不良や免疫力の低下が原因しているとも指摘されています。
このように酵素は、3つの種類に大別されますが、実は酵素は、ワンちゃんなど生き物の体内でも作り出されています。
このため、細かく分ければ、じつに約5,000種類もの体内酵素が存在しており、各々いろんな作用を働かしています。
最近特に酵素が注目されだしたのは、酵素を作る能力は遺伝子によって決まり、体内で生産される量は限界があることが判明したからです。
それこそひと昔前の時代では、原料となるタンパク質を摂取すれば、酵素は無限に体内で生産されると考えられていたのです。
しかし、生産量には限界があり、さらに加齢や病気、偏った食事などの影響で減少してしまうことも分かったのです。
このため、食事から酵素を摂取する必要があるとされ、現在のように重要視されだしたのです。
「消化酵素」と「代謝酵素」のバランスと関係
「消化酵素」と「代謝酵素」のバランスが、とても重要であることが分かっています。
生物が生きるためには、食物を食べて、それを消化吸収し、エネルギーに変換するという一覧の流れの作用が必要となります。
そのため、先ず最初に消化酵素が優先的に生産されることになります。
ここでバランスが狂い、消化酵素ばかり多く生産してしまえば、代謝酵素の量が減少し、免疫力が低下して、病気になってしまいやすくなるなど、両者のバランス関係が重要となることが分かってきています。
食物酵素の注意点
酵素はタンパク質のため、熱に弱いのが弱点。
したがって、熱を加えてしまうと構造が変化してしまい、酵素としての働きが失われてしまいます。
酵素が活発に活動できる温度は、動物の体内で活動するため35~40℃とされており、これ以上高い温度を与えてしまうと破壊されてしまいます。
このため、高温処理されているドッグフードでは、酵素を摂取することが困難となります。
犬の食物酵素の摂取方法
ドッグフードに、「食物酵素」をトッピングしてあげるのが、一番お手軽で簡単な方法としておすすめです。
徳に犬にとって必要な酵素が次の3つです。
- プロテアーゼ:タンパク質を分解
- アミラーゼ:炭水化物を分解
- リパーゼ:脂質を分解
主なオススメな摂取方法は以下の通りです。
・生野菜をトッピング
・果物をトッピング
・ヨーグルトや納豆、チーズなどの発酵食品をトッピング
・酵素サプリメントをふりかける
「生肉」
もともと犬はハントした動物の生肉を食べていました。
この時に、骨や内臓、特に草食動物の胃の中に存在する半分消化された植物なども一緒に食べており、これで食物酵素を摂取できていたのです。
ドッグフードは、加熱処理によって酵素が壊れていたり、また、動物性タンパク質が不足しているものもあり注意が必要です。
穀物などの植物性タンパク質が多く含まれているフードでは消化もよくありません。
生肉は、人間でも生で食べることが可能である、「洗浄肉」と呼ばれる馬肉や鹿肉がおすすめで、これらの肉は栄養価もとても高いメリットも併せもちます。
そこでまずオススメしたいのが、馬肉パラパラミンチです。
馬肉パラパラミンチは、オススメの馬肉の生肉をミンチにしたもの。
このため酵素をたっぷり含み、生肉だけにワンちゃんの食いつきもバツグンで、消化吸収もよく申し分なし。
また味が最高。
これはワンちゃんには贅沢すぎ、何故ならば、馬刺し専門店が人間用の馬刺しの切れ端などを利用して作っているためです。
さらに詳しく「馬肉パラパラミンチ」の情報を知りたい方は、次の記事を参照してみましょう。
「生野菜」
キャベツやレタス・白菜といった生野菜を刻んでトッピングしてあげましょう。
なお、野菜には犬が消化できない食物繊維が含まれているため、与え過ぎには注意しましょう。
キャベツ・レタス・白菜の野菜が犬に与える効果を次の記事でチェックしてみよう。
・チワワにキャベツをあげるメリットと与え方や注意点!
・チワワはレタスを食べて大丈夫?メリットキシリトールに注意
・チワワは白菜を食べても大丈夫!注意点やメリット
「果物」
リンゴやバナナなどの果物を小さくカットして、トッピングしてあげましょう。
果実には糖分が多いため、大量に食べると肥満の原因になったり、腸内でガスが発生するため、与え過ぎには注意しましょう。
またリンゴの皮は消化が悪いので剥いてあげましょう。
リンゴ・バナナの果物が犬に与える効果を次の記事でチェックしてみよう。
「発酵食品」
ヨーグルトや納豆・チーズといった発酵食品をドッグフードにトッピングしてあげましょう。
ヨーグルトは無糖のプレーンヨーグルトを選んでください。
納豆は、醤油などで味付けしないように注意しましょう。
チーズは塩分量やカロリーが少ない、モッツァレラチーズやカッテージチーズがおすすめです。
詳しくは次の記事でチェックしてみましょう。
・チワワのおやつにチーズは大丈夫?注意点は量と塩分とアレルギー
「酵素サプリメント」
サプリメントを使って補ってあげましょう。
ふりかけタイプの酵素サプリがおすすめです。
ふりかけタイプのサプリを活用すれば、いつものドッグフードにふりかけるだけで簡単、手間いらずで毎日の食事から酵素を補うことができます。
おすすめしたいサプリメントは、「犬の野菜サプリメントであるベジタブルサポート」。
サプリメントベジタブルサポートは、3,000以上の動物病院で使用される犬の野菜サプリメント。
野菜から酵素を補うことができます。
顆粒タイプとタブレットタイプの2種類から自由にお好きな方を選ぶことができますが、私のオススメは顆粒タイプ。
顆粒ならフードに振りかけるだけで、気軽にそのままワンちゃんが食べることができます。
詳しく効果などを知りたい方は、次の記事を参照してみてください。
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