やる気が出ないコロナかな?サボりだな脳科学のモチベーションアップ

モコ

リアスが買ってくれた、噛むと音が出るおもちゃが楽しいんだ。

ボク夢中さ!

ビビ姉も試してみる。

ビビ

何か気力が出ないんだ。

ヤバいなあたいコロナかな?

モコ

ビビ姉大変じゃない。

でもボクたちワンコもコロナってかかるの?

 

モコ、まともに相手してちゃダメさ。

いつものビビ得意のサボり癖だから。

子犬の頃は、ビビも好奇心旺盛だったけど、さすがにシニア期に突入して、最近モチベーションが低下気味かな。

モコ

ねえリアス。

モチベーションって何なのさ?

 

それはやる気。

モコは、おやつのご褒美でしつけを教えると、がぜんやる気が上がるじゃない。

その気持ちが、モチベーションなのさ。

モコ

だってボク、美味しいおやつがもらえると思えば、頑張ろうって気持ちになるのさ。

おやつさせもらえれば、ボクすぐにモチベーションを上げれるよ。

ビビ

モコは単純で羨ましいよ。

繊細なあたいは、モチベーションアップが至難の業さ。

最近あまり楽しいこともないしな。

まあ散歩は楽しいかな。

 

ビビのモチベアップ方法を考えないとな。

ボケられてもこまるからな。

ビビ

失礼だな。

あたいはまだまだ若いよ。

まだやっとシニア期に突入したばっかさ。

それに、何かとお騒がせなことばかりやる、刺激犬のモコもいるしな。

 

でも実際に、ビビだけでなく世間一般にみんな、モチベーションアップには頭を悩ましているのさ。

やる気が上がって持続させないと、なかなか勉強とか仕事とか頑張れないものさ。

よしちょっと、脳科学や心理学に裏付けられたモチベアップ方法を紹介するか。

 

それではまず、ウオーミングアップ開始。

モチベーションを上げる簡単な方法の一つとして、有名人の名言集なんて見てみるのがいいんだ。

さすがに世間に名を残すような人たちは立派な言葉を残しており、特徴としてみんな前向きなポジティブな言葉が多いのさ。

だから、見ているだけでも刺激を受けて、何かやる気がみんな上昇するんだ。

モチベーションが下がってしまい、どうしてもやる気が起きずに何も手につかないときなど、私はよく好きな音楽でも聴きながら、ぼうっと元気になる名言集なんて見ていることが多いんだけど、不思議にだんだん心の力が回復してくるんだよな。

実はこの方法は、おとんから教わったんだけど、坂本龍馬好きのおとんは、落ち込んだときはよく坂本龍馬の名言集を見て元気をもらうって言ってたよ。

「男なら、たとえ、溝の中でも前のめりで死ね。」

なんて言葉をよく使ってたよ。

何かこの言葉を聞くと私はちょっと古いけど、何故か「巨人の星」で一徹父ちゃんが語っていたセリフを思いだすよ。

その他にも、龍馬の言葉には、

「人間、好きな道によって世界を切り拓いてゆく。」

「俺は、落胆するよりも、次の策を考える人間だ。」

「今一度日本を洗濯致し候。 」

「俺は議論はしない、議論に勝っても、人の生き方は変えられぬ。」

「人の世に道は一つということはない。道は百も千も万もある。」

「この世に生まれたからには、己の命を使い切らんといかん。使い切って・・・生涯を終えるがじゃ。」

「俺は、昨日の俺ならず。」

「惚れずに物事ができるか 」

「世に生を得るは、事を成すにあり 。」

どうですか?

何か龍馬の言葉を聞いているだけでも力が湧いてきません。

もう少し他の有名人の言葉も見てみようか。

「運命よ、そこをどけ。オレが通る。」

マイケル・ジョーダン

 

「必死に生きてこそその生涯は光を放つ。」

織田信長

 

「挑戦した後の失敗より、何もしない事を恐れろ。」

本田宗一郎

 

「人生は一度きりだから 生まれ変わるなら生きてるうちに」

長渕剛

 

「自分でこんな人間だと思ってしまえば、それだけの人間にしかなれないのです。」

ヘレン・ケラー

 

「努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない。」

王貞治

 

「人を信じよ、しかし、その百倍も自らを信じよ。」

手塚治虫

 

「いっぺん夢中で生きてみい。毎日が夢中や」

明石家さんま

 

どうですか?

もし落ち込んでいた人がいたならば、少し元気が出てきた感じしないかな。

ビビ

さすがに有名人はいいことゆうな。

あたいもチワワ代表として何かみんなの心に残る名言を残さないとな。

「う~ん、さすがに簡単には良い言葉が浮かばないな」

モコ

ボクできたよ。

「美味しいおやつさえあれば、勇気百倍元気千倍だよ」

どう、いい言葉でしょ。

ボク、おやつさえもらえればいくらでも元気が出て頑張れるんだ。

 

「やる気」の出し方

励ましのつもりでみなさんが、すぐに口から出してしまう言葉が「頑張れ」。

しかしこの言葉、言われた本人にとっては、結構辛い言葉となります。

当然今までも、自分なりには一生懸命に頑張ってきていても上手く行かずに心が折れて、落ち込んでいたりするわけ。

そこに追い打ちで「頑張れ」とさらに言われても、なかなかこれ以上頑張りは効かないし、さらに現状では、駄目と否定されているように感じてしまったりもします。

このように、なかなか難しいもの。

 

でももしもあなたが現在、辛いと感じているならば、あと少しの努力で幸せになれると思ってもらいたいですね。

よく私と姉貴がおとんから言われた言葉なのですが、だって少し「辛い」という字をよく見て、「辛い」という字に一を足せば「幸せ」になれるのだからってね。

これはおとんも母から、つまり私のおばあちゃんがはげましてくれた言葉なんだって。

私は未だに辛いときにはこの話を思い出して、もう少しの辛抱だあと一歩、一を足すだけさと自分を励ましていますね。

 

あなたはもしかして口癖で、「俺なんて」ってよく口にしてませんか?

このような、劣等コンプレックスである言葉をよく使ってしまう人は要注意。

なかなかやる気は生まれませんよ。

 

モチベーションアップを図る上で、最初から自己イメージが低く、そんなことが自分に出来るはずがないなどとの劣等感を持つのは絶対のNG。

モチベーションアップで最も大切なポイントが、目標の立て方。

実は目標がとても大切。

やる気を出すためには、明白な目標が見えていないと駄目なんですね。

やる気が出ないとぼやく人でも、当然ですが元来からやる気がない人は100%いません。

心理学の面から追求してみると、やる気がなくなってしまう人は、何かをやろうとしたが、結局上手くいかなかった人なのです。

つまり多くの人が失敗する最大の理由が、高すぎる目標なわけ。

だれしも最初は希望に燃え、やる気満々だから、どうしてもカッコイイ高い目標を立てて、目標に向かって突き進むんだね。

これで万事上手くいけば最高。

 

でも99%の人が、王道と感じる高い目標を立てて挫折するのさ。

何故ならば、普通の努力では出来ないような高い目標は、それを達成できる人は「天才」しかいないから。

だから多くの人がつい無謀にも立ててしまう高い身の程知らずの目標は、誰しも達成できずに挫折感を味わうのが当然といえるのです。

まだしもこの高い目標を自分で立てただけなら救いがありますが、これが会社の仕事の目標で、上司が立てたものであればどうでしょうか。

 

つまり仕事のノルマ。

達成不可能なセールスノルマなんて立てられてしまえば、それこそ目も当てられませんね。

それこそ精神的につぶれかねません。

今流行りのうつ病へ一直線ですよ。

このようにとにかく目標が凄く大事。

高い目標がダメだと話ましたが、反対に低すぎる目標もダメなモノ。

元来低すぎるモノなどでは、目標と呼ぶに値しません。

仮にあなたが立てた目標が、ほとんど無努力で達成できてしまう事柄であるならどうですか。

やる気を出す必要すら生まれませんね。

このため、やる気を出すための適した目標は、少し背伸びして頑張れば、何とか達成可能な、自分で納得できる目標を立てることが大切。

 

やる気を生み出す要因とは、「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」とされています。

外発的動機づけとはズバリニンジンのこと。

モコにとってのおやつですね。

世間一般では、

・ボーナス

・昇進

などのご褒美こそが、外発的動機づけのニンジンに当たり、これらを利用すれば、やる気を出させることは容易といえます。

しかし問題は、長期的には効果が継続できない点です。

毎度みんなにボーナスを与えることなど経営面から不可能ですし、また、ポストの数が決まっているのに、全員を管理職に昇進させるなど出来るはずがありませんね。

したがって、やる気を出させる一番の方法は、内発的動機づけが良いとされます。

内発的動機づけとは、自分で目標を定め、達成感や成長の実感を得ること。

よく「やりがい」という言葉を使用しますが、仕事を行って、自分の成長を実感できることほど、やる気が生まれ嬉しいことはないといえます。

 

脳科学の世界では、ご褒美・報酬などという外発的動機づけを見た場合、「線条体」という脳の器官の一つが、活発に動くことが証明されています。

分かりやすい言葉で表現すれば、「線条体」が動く行為は、「やる気スイッチ」が入ること。

しかし先程説明したように、ボーナスなどの外発的動機づけには、物理的な限界があるわけで。

もしも報酬がなくなった場合、今までと比較して線条体が、反応しなくなってしまうことが証明されています。

これがつまり「やる気をなくしてしまう」状態となるわけ。

このため、下手に報酬などのエサを使った外発的動機づけよりも、仕事・勉強の過程における達成感による内発的動機でやる気を起こす方が良いことが、脳科学の世界においても証明されているのです。

ビビ

何か結構難しい話だったが、高望みしないで頑張ればできる目標が大事なわけか。

よしあたいは、毎日リアスと散歩することを目標に掲げるぞ!

 

ちょっと待てよ。

それはビビというより私の目標に近くないかい。

ビビは一人では散歩できないんだからな。

仕事の関係などで、当然なかなか散歩できないときだってあるからな。

ビビ

大丈夫さ。

いざとなれば、パパもママもいるから、毎日だれかと散歩にいくのさ。

モコもしっかり目標立てろよ。

モコ

ボクも毎日頑張って散歩するのを目標にするよ。

 

モコちっとも今までの話が理解できていないじゃない。

高望みの不可能な目標はNGだぜ。

散歩が満足にできないモコが、何故毎日散歩出来るんだ。

身の丈を知った目標に替えなさい。