チワワにピーマンやパプリカを与えて大丈夫!注意点やメリットは
ピーマンやパプリカなどのカラーピーマンは、苦みと独特の香りのする野菜。
そのため、人間の子どもの嫌いな野菜のベストスリーに間違いなく入っているといえます。
だから、チワワたちワンちゃんにも好き嫌いがありそうです。
このように刺激の強そうな野菜のピーマンだと、チワワに食べさせるとNGなのではないかとの疑問が生じてきますね。
ちなみに、美味しいピーマンを選ぶコツは次の点に注意するといいですよ。
・茶色く変色していないこと。
・表面がピカピカツルツルでキズがないこと。
・ヘタの緑色が鮮やかなものを選べば新鮮です。
はたしてピーマンはチワワに食べさせて大丈夫なのでしょうか?
また、注意点やメリットについても紹介します。
ピーマンはチワワに食べさせて大丈夫なの?
答えを述べれば、チワワはピーマンやパプリカを食べても大丈夫です。
ただし、やはり刺激が強く味に特徴があるだけに、ワンちゃんにも好き嫌いがあるようです。
人間の子供の場合、野菜の好き嫌いをなくし、ピーマンが苦手なケースであれば、何とか工夫して食べさせようとします。
しかし肉が主食となるチワワにとって、消化がしにくい野菜は絶対必要な食べ物ではありません。
また、ドッグフードを食べていれば、栄養的には問題はありません。
だからチワワがピーマン嫌いなケースでは、無理して食べさせる必要はありません。
しかしながらピーマンは、結構ワンちゃんにとって健康効果が期待できる野菜でもあるのです。
ピーマンに含まれる主な栄養素
・ベータカロテン
・ルテイン
・ビタミンB1・B2・B3・B5
・ビタミンC
・ビタミンE
・ビタミンK
・カルシウム
・マグネシウム
・カリウム
「ピーマンの色で栄養素が異なる」
ピーマンには、上記で紹介したように多くの栄養素が含まれています。
その中でも、ピーマンの色が緑、赤、黄の色によって含まれる栄養素に特徴が生じます。
「緑ピーマン」
一番一般的な緑ピーマンの特徴は、血流を整える働きが強いことです。
緑色の成分の元になっているのがクロロフィル。
クロロフィルは、血流を良くして貧血を予防する効果や、有害物質のデトックス効果があり、排泄作用が働きます。
また、ビタミンKを多く含み、血液を固める凝固作用が働きます。
「赤ピーマン」
赤ピーマンに多く含まれるのが、βカロテンやビタミンC。
そのため免疫効果が高まり、ガン予防や健康維持に有効です。
さらに、皮膚や粘膜を整えバリア機能が高まります。
チワワにピーマンを与えるメリット
「免疫力アップ」
ピーマンに含まれるビタミンCとβカロテンで免疫力アップが期待できます。
ピーマンはビタミンCがとても豊富で、レモンと同程度含んでいます。
一般的なビタミンCは、熱に弱く、また、水に溶けだしてしまいますが、ピーマンに含まれるビタミンCは、フラボノイドが守ってくれるため、加熱してもなくならないメリットがあります。
またさらにピーマンには、ビタミンPが含まれており、ビタミンCの力を高めるサポートをしてくれます。
そのため、アレルギーを抑制したり、ガン予防にも効果があります。
「ヘスペリジン」
ピーマンに含まれるヘスペリジンは、ビタミンCと同じような効果を発揮し、毛細血管を強化し、高血圧予防に力を発揮します。
また、コレステロールの抑制、アレルギー症状の改善などにも有効です。
「ピラジン」
ピーマンには、ピラジンという香り成分があり、リラックス効果をもたらします。
また、被毛・皮膚を整え、やけどや怪我などの治りを促進します。
「テルピン」
ピーマンに含まれるピーマンには、抗ガン作用がありガン予防に効果が期待できます。
「口臭予防」
ピーマンの成分には、抗菌・消臭作用があるため、チワワの体臭や口臭を予防する効果があります。
体臭や口臭を予防する商品として、人間用のサプリにも含まれており、効果が期待できます。
ピーマンをチワワに与える適量は
チワワにピーマンを与える適量は、健康状態や年齢、犬種、運動量など様々な要因で異なってきます。
具体的に、ワンちゃんの体重別で、ピーマンの1日の摂取目安量を紹介しましょう。
ワンちゃんの体重 | 1日のピーマンの摂取目安量 |
1kg | 4g |
3kg | 10g |
5kg | 15g |
10kg | 24g |
15kg | 35g |
20kg | 40g |
上記量はあくまで目安となります。
ワンちゃんに食べさせる量は、紹介量を限度に留めておくのがおすすめです。
特に初めてピーマンをワンちゃんに与えるケースでは、食物アレルギーはどのような食材からでも出るため、上記目安量の1/3程度から試してみましょう。
チワワにピーマンを食べさせる時の注意点
「与えすぎない」
ピーマンは食物繊維を多く含み、特に皮の細胞繊維が固いのが特徴です。
そのため、チワワに与えすぎると消化不良を起こし、ウンチが緩くなり、下痢の可能性も高まります。
なお、生で与えてお腹を壊すようであれば、熱を通してあげましょう。
ピーマンは熱を加えても、ビタミンCが壊れないメリットがあるので、安心して加熱してあげましょう。
「細かくカットして刻む」
ピーマンは結構固めです。
細かくカットして刻むことで、消化がしやすくなります。
また大きなサイズで与えてしまうと、チワワが丸のみしてしまうとことで、喉に詰まらせ大事になる危険性もあります。
それこそ喉に詰まらせ、呼吸困難になれば命にも危険が生じます。
万一喉に詰まったケースでは、チワワを逆さまにして、背中を叩いて吐き出させましょう。
「ヘタ」と「種」は取り除く
ヘタと種は消化が悪いため、取り除くようにしましょう。
「関節炎を悪化」
ピーマンの苦みの元の成分が「アルカロイド」。
アルカロイドは微量にしかピーマンには含まれていませんが、大量に摂取すると毒になり、関節炎を起こしたり悪化する恐れがあるとされています。
ピーマンに含まれる程度であれば通常問題ないと思われますが、チワワは関節が弱く、体が小さい超小型犬のため、ほんの少しの量でも影響が出ることもあり得ます
したがってチワワのような関節の弱い小型犬や、関節を痛めていたり、弱っている高齢犬、また、成長中の子犬などには、無理して与えなくてもいいかも知れませんね。
「アレルギーに注意」
果物を初めてチワワに与える時には、常にアレルギーに注意すべきです。
稀にですが、ピーマンを食べてアレルギー症状が出るワンちゃんがいます。
このため、初めて食べさせるときは、極微量与えることがまずは常識となります。
紹介した適量の1/3程度を目安としてみましょう。
そしてチワワにピーマンを与えたならば、変化が何か生じないか観察します。
また、ピーマンを食べた後のチワワのウンチも、しっかりチェックしておくことが肝心です。
チワワに元気がなくなるなど、少しでも気になる変化が感じられた時には、それ以上与えないようにしてください。
次のような症状がチワワに見られた場合、アレルギーの可能性が高いため、直ぐに動物病院に連れていってあげてください。
・目の充血や、体を痒がる。
・湿疹、じんましんが出た。
・嘔吐や下痢が起こる。
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