チワワはレンコンを食べて大丈夫?栄養素や与え方の注意点

レンコンは、穴から先が見通せることから縁起食材とされ、あのシャキシャキ感から人気の野菜です。
レンコンの由来は、蓮の地下茎が肥大した部分が、根の様に見えることから蓮根と呼ばれようになったそうで、原産地はインドです。

秋から冬にかけてが旬であり、焼き、煮物、天ぷらなどの料理で活躍するレンコンを、美味しく食べたい場合は、以下の点に注意して選んでみましょう。

ふっくらとして太い物がよく、ずっしりとした重みが感じられれば、水分をしっかりと保っていて美味しい証拠。
表面に艶があり、傷が付いていないものを選ぶことも大事です。
なお、部分的に茶色いシミのようなものが出ていれば、古くて乾燥している証拠です。
また、不自然に色が白っぽい物も、漂白されている可能性があるため注意が必要です。

カットされているケースでは、切り口がムラサキ色になっている部分があったり、穴の中が黒ずんでいるものはNGです。

レンコンは、繊維質が多そうな感じですが、ワンちゃんは消化大丈夫でしょうかね。
今回は、チワワはレンコンを食べて大丈夫なのか、また、栄養素や与え方の注意点について紹介します。

チワワはレンコンを食べて大丈夫?

答えは「YES」チワワがレンコンを食べても健康上の問題はありません。

レンコンの主な成分は糖質、分かりやすくいえばデンプンであり、チワワが活発に活動するエネルギー源となります。
さらに免疫力を高める効果もあり、幼犬から老犬まで与えてあげたい食材です。

レンコンの主な栄養素

成分(100g当たり) 含有量
エネルギー 71 kcal
水分 80.8g
タンパク質 0.6g
脂質 0.2g
ナトリウム 550mg
カリウム 14mg
カルシウム 6mg
マグネシウム 1mg
リン 26mg
0.1mg
葉酸(ビタミンB9) 1μg
ビタミンC 7mg
β-カロテン 3μg
食物繊維 2.3g
でんぷん 12.3g

チワワに与える適量はどれくらい

はたしてレンコンは、チワワに与える適量はどの程度なのでしょうか。
もちろん適量は、チワワの健康状態や年齢、犬種、運動量など様々な要因で異なってきます。
よく手作りご飯や、ドッグフードにトッピングしてあげるときの目安として言われるのが、野菜類は食事量の10%以下に抑えようということです。
これが一つの目安となります。

カロリーで表したケースでも言われる目安が、総カロリーの10%未満です。
チワワのような小型犬の場合は10g程度、本当に一口で十分でしょう。

チワワにレンコンを与えるメリット

「タンニン」

タンニンは、ワインに含まれていることで有名なポリフェノールの一種です。
レンコンの切り口が、すぐに紫色に変色しやすいのは、このタンニンが原因です。
タンニンは、止血作用や消炎に効果的であり、また、抗酸化作用があるので、ガン予防やチワワの老化防止、風邪などに有効であり、動脈硬化の予防にも期待が持てます。

「ビタミンC」

ビタミンCは免疫力アップさせ、活性酸素の働きを抑制するため、風邪や感染症の予防に効果を発揮してくれます。
通常ビタミンCは、加熱されるとすぐに破壊されてしまいますが、レンコンはデンプン質が多いため、加熱してもビタミンCが破壊されにくいというメリットがあります。

また、チワワは体内でビタミンCを合成することができますが、生成量は一日で最大でも約60mg程度、それだけではまだまだ不足であり、ビタミンCは通常水溶性ビタミンのため、体内に蓄積しにくい性質があるため、どんどん摂取する必要があります。

また、ビタミンCはコラーゲンの生成を行い、皮膚や粘膜、さらに歯や骨の健康維持にも効果があります。

「ビタミンB6」

レンコンは、ビタミンB6を含む貴重な野菜といえます。
実はビタミンB6は、野菜に含まれることはまれなのです。
ビタミンB6は、チワワの体のバリア機能や免疫力を高めて健康な肌作りを助け、さらに血液を作ってくれます。
目、鼻、口、のど、皮膚などの粘膜を強くしてくれるために、バリア機能がUPして免疫力が高まるわけです。
ビタミンB6には、細胞作りを助ける作用があるのです。

「食物繊維」

レンコンには食物繊維が含まれており、善玉コレステロールを増やし、余分な物を排出して腸内環境を整えてくれます。
そのため、便秘改善に効果が期待できます。

また食物繊維は、食べ物の消化を抑える働きがあり、その分血糖値が上がるスピードを遅らせて、インスリンに負担がかかりにくくするため、糖尿病の予防にも役立ちます。

「ミネラルが豊富」

レンコンには、カリウム・鉄・銅・亜鉛などのミネラルが豊富にバランスよく含まれています。
ミネラル分は、ワンちゃんにとって健康を保つ上で必要な栄養素であり、レンコンは是非チワワに食べさせたい野菜の一つといえます。

チワワにレンコンを食べさせる場合の注意点

「与え過ぎない」

レンコンには食物繊維が含まれています。
適量であれば、便秘改善などに効果を発揮してくれますが、基本ワンちゃんは食物繊維を消化できません。
そのため、与え過ぎてしまうと、消化不要を引き起こし、嘔吐や下痢の原因となってしまいます。

「細かくカット」

野菜であるレンコンは、チワワにとっては消化が苦手な食材です。
そのため、大きなままで与えてしまうと消化しにくいので、細かくカットしてあげましょう。
また、ワンちゃんは習性であまり噛まずに丸飲みしてしまいます。
大きな塊で与えてしまうと、チワワが喉に詰まらせてしまう恐れがあります。
万が一呼吸困難を起こせば大事となってしまいます。
なお、一番のおすすめは、ひと手間かけてすり下ろしてあげることです。

また、レンコンはデンプン質のため、加熱してもビタミンCが簡単には壊れません。
そのため、加熱して柔らくしてあげるものおすすめとなります。
レンコンは「えぐみ」が増してしまうと、なかなか生では食べにくくなってしまいます。
だからそのような状態の場合は、加熱するのが有効となります。

「アレルギーに注意」

どんな食材にもアレルゲンは含まれています。
そのため、レンコンでアレルギーを起こしてしまうことがあります。
したがってチワワに初めて与える時は、細心の注意を払い、極微量与えるようにしてください。
与えてから、数時間はチワワから目を離さず様子を観察してください。
口や目のまわりを痒がる素振りが見えたり、元気がなくなるなど普段と少しでも違った様子が見られたケースでは、アレルギーの可能性が高いです。

・目の充血
・体を痒がる
・湿疹、じんましん、
・嘔吐、下痢

上記のようなアレルギー症状が見られたならば、すぐに動物病院に連れて行ってあげましょう。

レンコンを使った簡単レシピ!

「レンコンチップ」

簡単に作れて、愛犬にポテトチップのようなおやつ感覚で与えられるのが、レンコンチップの魅力です。
ウチのチワワのビビも大好きな、レンコンチップの作り方を紹介します。

「作り方手順」
1. レンコンの皮を剥いて薄くスライスします。

2. 酢水に一度くぐらせてください。

3. 水気を切って電子レンジへ入れます。

4. 乾燥するまで加熱するだけで完成です。

本当に手軽に作れてしまいます。
コツは、電子レンジで加熱する際に、重ならないようにだけ気をつけて、少し丁寧に一枚一枚敷いてもらえばOKです。