飼い主さんたちの間では、結構国産ドッグフードを信じて評価する人が多い傾向にあります。
確かに馴染みのよく知っている会社の商品だったり、国内の産地の原材料使用だと安心できます。
また、海外生産のフードの場合、高温多湿なコンテナ輸送で品質や風味の変化が心配な面もあります。
さらに、並行輸入品なども注意が必要です。
しかしながらドッグフード業界の常識としては、国産ドッグフードと比較して、ペットフードに対する安全基準が高いとされる外国産ドッグフードの方が、一般的には良いドッグフードが多い傾向にあるとされています。
国産フードは近くの店で簡単に手に入り、リーズナブルな価格のフードが多いという魅了はありますが、確かにきちんとドッグフードの原材料まで見極める目を持った場合、粗悪な食材が使用されたフードが多いのも事実といえます。
ただし当然ですが、品質でも外国産ドッグフードに見劣りしない素晴らしいフードもたくさんあります。
今回は、そのような正しい国産フードのチェックポイントと、オススメの安全な人気国産フードのランキングを紹介します。
ドッグフードのパッケージに原産国が「日本」と書かれていれば、みなさんは国産フードだと安心していることでしょう。
ところがそこには抜け道があり、必ずしも本当に原材料が日本のものとは限りません。
どうしてと疑問に思う人もいるでしょうか、実際には海外の原材料を使っていたとしても、最終的に日本で加工すれば国産ドッグフードと明記することが可能なのです。
このため、途中の加工段階までは他の国で行っているのかもしれませんし、原材料だって海外からの輸入物かもし知れません
したがって、正真正銘の純国産フードを選ぶためには、原材料の産地や仕入先をきちんと公開明示しており、しっかりと生産者の顔が確認できる必要があります。
ヒューマングレードの原材料が、使用されているかどうかも大きなポイントです。
あなたは愛犬に与えているドッグフードを食べることができますか？
家族の一員であるはずの愛犬のご飯が、もしも食べられなければ問題だと感じませんか。
ヒューマングレードとは、人間が食べられる基準の原材料のことです。
ドッグフードの原材料をチェックすると、ミール系やパウダー系の原料を使用しているケースが多いことに気づかされます。
例えばチキンミールであれば、くちばし、トサカ、内臓、羽、足などの鶏肉以外の通常人間であれば食さない物も混ぜている可能性大なのです。
このため4Dミートと呼ばれるような、病気や死んだりした粗悪な動物の肉を使用していたりもします。
安全なドッグフードを選ぶためには、種類の分かる安全な油脂が使用されている必要があります。
「動物性油脂」「植物性油脂」「家禽油脂」「魚油」などは危険だと認識しておきましょう。
これらの油脂は、そもそも何の動物・植物・魚から採取された油脂なのか全く判別不可です。
そのためアレルギー体質の犬には怖くて与えられません。
ドッグフードに使用される動物性油脂は通常、食肉使用した後の動物の廃棄物から脂肪を搾り取るレンダリングにより製造されます。
このため使用される動物や家畜がはっきりしないと、病気や屍肉であったり、抗生物質やホルモン剤、殺虫剤などが含まれた肉かも知れません。
また、動物性油脂や魚油は、非常に酸化しやすい油脂です。
したがって、強力な酸化防止剤が使われている可能性が高まります。
植物性油脂は本来、必須脂肪酸を含む望ましい油脂です。
しかし、ドッグフードに用いられるものは熱処理、薬品処理などの過程でビタミンやミネラルが失われてしまっています。
しかも、処理に用いた化学薬品が残留している可能性があります。
国産ドッグフードは、リーズナブルな価格をウリとしているケースが目立ちます。
その場合どうしても、安価な値段となる穀物をかさ増し目的や、メインとして使用する傾向が多くなります。
ワンちゃんは穀物の消化が苦手であり、特に高アレルゲンである小麦、とうもろこし、大豆は犬に適していないため、これらの穀物が含まれていないフードを選ばないように注意しましょう。
日本のペットフードにおける添加物の基準は、人間の食品と比較した場合かなり甘くて危険です。
例えばこれは、BHTを例にとれば明白です。
BHTは発がん性が指摘されたために、人間の食品には厳しい基準がもうけられています。
ところがドッグフードに関しては、150μg／gであればBHTの使用が認められています。
さらに5%未満の成分であれば、原材料に表示する義務すらないのです。
人間には基準が厳しく、犬が食べるドッグフードならば基準が低いなんて矛盾していますよね。
本来、体の小さなワンちゃんは、人間よりはるかに少ない量でも受ける影響は大きくなるはずです。
犬がBHTを含んだフードを食べることで、膀胱がんや甲状腺がんになる恐れが高まります。
このような緩い規制が背景となり、国産のドッグフードには、当たり前のように危険な成分である、合成保存料、ソルビン酸K、デヒドロ酢酸ナトリウム、着色料、香料、防腐剤、BHA、BHTなどが含まれています。
特に1kg1,000円を切るような安価なフードには謙虚な特徴となっています。
愛犬の健康を考えた場合、無添加フードを選ぶように心がけてください。
| 商品名 | 主原料 | 添加物 | 評価 |
| 愛犬元気パックン | 穀類(パン粉、小麦粉、トウモロコシ) | × | × |
| 犬心消化器ケア | 生肉（牛・鶏・馬・魚肉） | ◎ | 〇 |
| 犬の雑穀ごはん | 鶏肉、大麦、玄米 | ◎ | 〇 |
| いぬのしあわせ | 穀類（とうもろこし、小麦粉） | × | × |
| ヴィジョンズ | 国内産鶏肉 | ◎ | △ |
| ウェルケア | フィッシュミール、米糠 | × | × |
| UMAKA（美味華） | 鶏肉、大麦、玄米 | ◎ | 〇 |
| 家族のごはん | 穀類（とうもろこし、小麦粉） | × | × |
| グラン・デリ | 穀類(トウモロコシ、小麦粉) | × | × |
| グリーンプラス | 鶏肉、小麦粉、雑穀 | ◎ | △ |
| このこのごはん | 鶏肉（ささみ、レバー） | ◎ | 〇 |
| ゴン太のふっくらソフト | 穀類（小麦粉等） | × | × |
| サクラペットフード | 肉類（ビーフ（骨・皮・内臓を含まない）） | ◎ | 〇 |
| Gem（ジェム） | ひまわりの種（脱脂）、マイロ、ホエイ | ◎ | △ |
| 柴専用 | 糟糠類(グルテンフィード、米糠、小麦ふすま) | × | × |
| スタイルズ | 肉類(チキン等)、糖類、豆類 | × | × |
| ZEN | 日本鹿生肉 | ◎ | 〇 |
| JPスタイル和の究み | 小麦全粒粉、チキンミール | × | × |
| ドゥロイヤル | 牛肉、おから、鶏肉、豚肉、小麦粉 | × | × |
| Dr.ケアワン | 鶏肉、大麦、玄米 | ◎ | 〇 |
| ドッグフード工房 | 馬肉・うるち米・小麦 | ◎ | △ |
| ドッグスタンス麹熟成 | 鹿肉（生） | ◎ | △ |
| ドットわん | 玄米、丸麦、舌平目 | ◎ | △ |
| ナチュロル | 新鮮牛生肉、新鮮鶏生肉、新鮮馬生肉 | ◎ | ◎ |
| 華 | 南九州産米、国内産豚 | ◎ | △ |
| 馬肉自然づくり | 馬肉、鶏肉 | ◎ | 〇 |
| ビオナチュール | 南九州産焙煎もちあわ、南九州産焙煎もちきび | ◎ | △ |
| ビストロ | 穀類（とうもろこし、小麦粉） | × | × |
| ビタワン | 穀類（トウモロコシ、脱脂米糠） | × | × |
| ピュアロイヤル | ササミ、鶏肉、おから | 〇 | △ |
| ビューティープロ | 穀類（トウモロコシ、小麦粉） | × | × |
| プリモ | 生ミンチ肉（牛肉、鶏肉、馬肉） | ◎ | △ |
| プロフェッショナルバランス | 穀類（とうもろこし、コーングルテンミール） | × | × |
| ベストバランス | 穀類（トウモロコシ、小麦粉） | × | × |
| マザープラス | 鶏肉、小麦粉、玄米 | 〇 | △ |
| みらいのドッグフード（長寿サポート） | 生肉(鹿・牛・鶏・馬・魚)大麦 | ◎ | 〇 |
| メディコート | 穀類（米、米粉、米ぬか） | 〇 | △ |
| モアソフト | 肉類(鶏・鶏ササミ・鶏レバー)、小麦粉 | × | × |
| ヤムヤムヤム | 馬肉、大麦、玄米 | ◎ | 〇 |
| ランミールミックス | 穀類（小麦粉、ホミニーフィード、とうもろこし） | × | × |
| LIVE DOG | 鶏肉、大麦、玄米 | ◎ | △ |
| レオ＆レア | 牛肉、丸麦、玄米 | ◎ | 〇 |
| レガリエ | 生肉（鶏肉・日本）、牛肉 | ◎ | 〇 |
| わんこのきちんとごはん | 白身魚、大麦、魚粉 | ◎ | △ |
全年齢対応の国産無添加ドッグフードであり、動物性タンパク質が55%以上あります。
特徴が牛・鶏・馬・魚という具合に多種のタンパク源を摂取できることです。
グレインフリーフードであるため、穀物の代用にはタイ産のタピオカ、紫さつまいもが使用されています。
アレルゲン対策をおこなっていますが、肉類は最もアレルゲンとなりやすい牛肉を始め多種の種類が含まれているため、肉類にアレルギーが心配な犬は注意すべきと言えます。
カロリーは100gあたり約400kcalとかなり高めで、特に子犬期には向いています。
このこのごはんは、小型犬専用の涙やけに特化した無添加国産フードであり、パピー期から摂取させることで効果を得やすいといえます。
気になる点がグレインフリーでないことですが、グルデンフリーには対応しています。
近年の動物栄養学では、アレルゲン性の高い小麦やとうもろこしなどは使用せず、良質な穀類は腸活に良いという考えが起こってきています。
このこのごはんは、2018年に新発売されたばかりの比較的新しいドッグフードであり、まさしくこのような考えを実践したドッグフードといえそうです。
青パパイヤとモリンガ以外は、すべて日本国内の厳選食材を使用しています。
サクラペットフードは多くの獣医師が推奨しており、有名な「いぬのきもち」という雑誌にお試しパックが付いたことで飛躍的に知名度が上がったドッグフードです。
サクラペットフードの種類には、ドライ・半生タイプの2種類のタイプが揃っており、ドライフードは「ビーフ」、半生フードは「生チキン」がメインです。
ラインナップの中のオススメの種類は、プレミアムドッグフードグレインフリーとなります。
グレインフリーな無添加フードであり、プロバイオティクス・プレバイオティクス・バイオジェニックスの3本柱により、腸内フローラのケアを行い腸内環境を整える優れたフードです。
第一主原料に肉を使用し、健康維持のため動物タンパク質を多く摂取するようにした犬向きのフードとなっています。
馬肉自然づくりは、馬肉専門店の人間用の馬刺しの切れ端が使われているため、無添加でヒューマングレードのドッグフードです。
馬肉は鶏肉、豚肉、牛肉などに比べて栄養価が高いお肉であり、さらに高タンパク、低脂肪・低カロリーという特徴を持ちます。
このため、体力が落ちたワンちゃんや老犬に特におすすめです。
また、ドライフードでなく生馬肉を老犬に食べさせたい方は、「馬肉パラパラミンチ」も扱っています。馬肉パラパラミンチの文字から公式サイトへリンク
犬心（いぬこころ）の特徴は、通常のドッグフードと違い、ワンちゃんの体の何らかのトラブルに対応するための「特別療法食」であることです。
犬心「消化器ケア」は、名前の通り消化器に特化したナチュラル療法食です。
そのため、あなたの愛犬が嘔吐・下痢をしやすい胃腸トラブルが多いワンちゃんのケースではおすすめドッグフードといえます。
犬心シリーズは、人間も食べれるほど高品質な食材でヒューマングレイドなため、安全性は高く安心できるドッグフードです。
犬心「消化器ケア」のウリは、2週間で「犬の腸内細菌＆便質」が生まれ変わるドッグフードといわれており、実際に2週間～１ヶ月間で「腸内善玉菌」が増えることで、効果か生じるそうです。
ヤムヤムヤムは、国産の無添加フードです。
原材料はヒューマングレードの厳選素材を使用し、国産にこだわり原産地も示し、穀物や野菜は九州の契約農家から仕入れており、まさしく生産者の顔が浮かびます。。
製造や品質管理も徹底されており、安心できます。
ドライタイプとやわらかドライタイプのこだわりの2つの粒のタイプが用意されており、このため、噛む力やお腹が弱ってきたシニア犬も安心して食べることができます。
ワンちゃんの食いつきの良さにもこだわり、そこで注目したのが「香り」、とくに旨味成分が多い「しいたけ」によって香りをよくすることで嗜好性が上げ、食欲が落ち気味の老犬の食いつきも良くなっています。
「うまか（UMAKA）」という博多弁で美味しいという意味のネーミングをしている通り、九州博多の水炊きの名店料亭で人間用に提供しているのと同じ鶏「華味鳥」を100％使用しており、食材と味には絶対のこだわりと自信を持っています。
このため食欲が落ち気味のワンちゃんでも食いつきが良いと評判です。
またメイン食材が鶏肉のため、低脂肪低カロリーで老犬やダイエットしたい犬向きです。
国産のヒューマングレードで、自然な製法により無添加にこだわり、人工添加物を一切使用していません。
アレルギーにも配慮しており、小麦グルテンとなってしまいます。
オイルコーティングをしていないので、ふやかして柔らくして老犬に与えるにも適しています。
レオ＆レアは、国内最大級のペットイベントとして知られろ「インターペット2018」で評判になった新しいドッグフードとしても有名です。
現在、インスタやツイッターなどのSNSでかなり話題になっている模様です。
主原料に国産の牛肉を用いたヒューマングレードなドッグフードです。
また、レオ＆レアの最大の特徴が、画期的なサービスシステムとされるオーダーメイドで、あなたの愛犬に合った専用の最適なレシピを選んでフードを用意してくれることです。
主要な原材料の雛形は決まっており、これにあなたの愛犬の情報として、名前や犬種、年齢、食生活、体調などの必要ないくつかの項目を入力して「マイカルテ」を作成してもらいます。
その愛犬情報に基づいて微調整が行われ、あなたの愛犬に最も適した専用のレシピを専門家である獣医師と栄養士が考案して、フードを用意してくれるわけです。
またさらに、給餌量なども最も適した量を計算してくれます。
Drケアワンは国産無添加のドッグフードで、メイン食材として九州産天然若鶏を用いており、主な原料の原材料名が具体的に書かれていて安心できます。
特徴は、ワンちゃんの対応年齢を特に、体の衰えが目立ち出す成犬～シニア犬期に照準を合わせて作られており、その対策としてアントシアニン・ポリフェノール・ビタミンEなどの「機能性サポート成分」が配合されて、免疫力の向上に重点が置かれています。
また、それらの栄養をあくまで自然食材から摂取することをコンセプトとしてこだわり、それらの成分を豊富に含む、むらさき芋、かぼちゃ、黒米などを配合しているのがDrケアワンの魅力の一つです。
さらにシニア犬対応として、「グルコサミン(1000mg/kg)」や「コンドロイチン(500mg/kg)」などの関節ケア成分をしっかり配合して、関節サポートを重視している点も嬉しいこだわりです。
みらいのドッグフード「長寿サポート」は、腸活と口腔ケアに着目し、腸内環境と口腔環境を同時にケアする健康長寿を目的とした、最新動物臨床栄養学をもとに作られた薬膳食事療法に基づくドッグフードです。
「森製製薬会社」・「獣医師」・「栄養管理士」がタッグを組んで作った最先端ドッグフードとの評判が高く、動物病院の獣医師が進めることも多いドッグフードとされています。
品質にこだわりを持って作られており、その分高価格フードとなってしまっていますが、愛犬の長寿を願うならばおすすめのフードといえます。
長寿サポートは鹿肉（牛、鶏、馬、魚）をメイン食材に使用しており、長生きをコンセプトにしているため一切の妥協を許さず、漢方やマクロビ食材を使用し、なんとマクロビ発酵素材 46 種類もの栄養素を使用した無添加の薬膳入り国産ドッグフードです。
【長生きしてほしい！】
『熟成鹿肉』と『マクロビオティック』の強力２大コラボのスペシャル長寿ドッグフード